6月3日に長野県上松町で伐採されたヒノキの御神木が、伊勢神宮に到着しました。2033年の式年遷宮でご神体を納める器「御樋代(みひしろ)」に使われます。

6月9日、伊勢神宮・内宮に到着した3本のヒノキ。20年に1度の式年遷宮で使われる御神木で、長野と岐阜の山から切り出されました。

県内では3日に上松町の国有林で「御杣始祭(みそまはじめさい)」が行われ、樹齢300年と推定されるヒノキの大木が伐採されました。

その後、御神木を台車に載せて町内を回る「御神木祭」が行われ、6日に伊勢へ向けて出発していました。

9日、内宮に到着した御神木は五十鈴川へと降ろされ、雨が降りしきる中、法被を着た神宮職員ら総勢300人が掛け声を上げながら、川をさかのぼる形で約1.5キロ引っ張りました。

内宮に引き入れられた御神木は、はらい清められ、安置されました。

長野放送
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