各地でいよいよ梅雨本番です。
梅雨のジメジメ“生乾き臭”でお悩みではないでしょうか。
番組コメンテーターのモデルのゆめぽてさんは、「洗剤を買う時でも『生乾き臭に効く』というのを、見つけて買っているけど、それでも『なんかにおうなあ』という時があるので、どうしたらいいんだろうと、本当に毎年思ってます」と悩みを打ち明けました。
【青木源太キャスター】「自分でにおう時もあるし、自分ではにおわないけれども、着てたら、もしかしたら周りの人は気づいてるかもしれないケースもありますもんね」
■ニオイは「好き」「嫌い」のきっかけに
ニオイについては、こんなデータもあります。
実は好感度にはニオイが関係しているというのです。
学生を相手におよそ10年間研究している、ニオイの研究者・東北大学大学院の坂井信之教授によると。
・人を好きになるきっかけ
1位 見た目、2位 ニオイ、3位 声
・人を嫌いになるきっかけ
1位 ニオイ、2位 見た目、3位 声
「ニオイは野生では、危険か安全かを判断する大切な基準。くさいニオイは本能的に嫌ってしまう」つまり、「クサいニオイの人は嫌いな人」だということです。
■周りの人に「クサい」と言える…わけない けど伝えたい
「旬感LIVEとれたてっ!」では、こんなアンケートを取ってみました。
「もし周りにジメジメ梅雨クサい人がいたら、『クサい』と言えますか」というアンケートに、「言える」と答えた人は5人いました。「言えない」という人が95人でした。
【村瀬哲史さん】「言えるわけないじゃないですか!逆に僕は授業とかしてたら、すごい汗をかいちゃうんで、汗クサいであったりとか、特に生乾きのシャツにさらに汗かいたら、嫌なニオイするじゃないですか。それを生徒、前の列の子らがクサいけど、我慢してるんかなとか思ったら、ちょっと心痛めます」
(Q.言ってほしい?)
【村瀬哲史さん】「いや逆に僕言ってほしいです。傷つかないです。すぐ改善します。着替えとかも常にカバンの中に入ってるんで」
■伝えないとクサいまま 法律家は「直接注意してもパワハラに当たらない」
どのように伝えたらいいのかと悩む方もいると思います。上手に伝える方法を専門家に聞きました。
(Q.どうやって伝える?)
【ゆめぽてさん】「私は自分がクサいというていで初手入ります。『きょう私クサい?』みたいな感じで入って、1回、自分の服をかがせる時間をとる。自分から言いやすいように『私もクサいねん』と言いつつ、『じゃあこうしたらいいかな』と持っていく」
【青木源太キャスター】「自分のニオイって、そんなに気にならないもんだから、実は自分がクサいけれど、相手に言ってるケースでもありえますから、気をつけなければいけない」
ニオイの研究者の坂井信之教授は「私だったら…」と、遠回しに対策法を提案。「周りがニオイを気にしている」と伝えるそうです。
法律のプロにも聞いてみました。ハラスメントに当たらない伝え方の提案は…。
【ベリーベスト法律事務所・松井剛弁護士によると】
・注意目的なら「クサい」と、直接本人に伝えても、必ずしもパワハラにあたるわけではない
・主観的な情報だけでなく、客観的意見を踏まえる。企業などで問題があるなら、配慮の上、注意可
※ただし、「わざと多くの人に発信する」などは、嫌がらせと取られ、パワハラになる可能性も
■“生乾き臭”を消す裏ワザ5選
“生乾き臭”を消す裏ワザ5選を紹介します。
・洗濯前に60度から70度のお湯につけておく
・中~高温で、乾くまでアイロンがけ
・コインランドリーの乾燥機を使う
・重曹を使う
・酸素系の漂白剤を使う
洗濯物を干す時のポイントとしては、「洗濯物の上下に新聞紙を置く」と、余分な湿気を吸収してくれるということです。
【青木源太キャスター】「新聞紙が直接くっついてなくても、その空間の湿気を吸ってくれるってことですね」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年6月10日放送)