愛媛県内へ昨年度に移住した人は6910人となり、2015年度に調査を始めてから、初めて前の年度を下回ったことが県のまとめでわかりました。

愛媛県の9日の発表によりますと、県内へ昨年度に移住した人は6910人。過去最多だった前年度と比べて344人減り、目標の7600人を下回りました。前の年度を下回ったのは調査が始まった2015年度以降で初めてです。

地域別では中予が3540人となり、前の年度と比べ155人増え過去最多に。この一方で東予は2556人で358人減り、南予は814人で141人下回りました。

移住者の約4割は首都圏と関西圏から。年代では20代と30代があわせて3766人で全体の5割以上を占めています。

順調に推移してきた中での「前年度割れ」。愛媛県は、コロナ禍が明けたことによる東京一極集中への回帰、地域間競争の激化などが移住者の減少につながったと分析しています。また南予では相談件数が過去最多となったものの、住まいや職場などが希望と合わず、移住に結びつかないケースもあるということです。

県は今後、中部エリアでの移住フェアの開催など、新たな地域の開拓や南予の認知度アップに向けて、著名人が移住体験するPR動画を作るなどして愛媛県への移住を促すとしています。

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テレビ愛媛
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