米中の閣僚級による貿易協議が9日、イギリス・ロンドンで始まったと中国の国営メディアが伝えました。
中国によるレアアースの輸出規制が焦点です。
米中の貿易交渉は5月、関税の大幅な引き下げなどで合意したスイスでの協議に続き2回目です。
アメリカからはベッセント財務長官らが出席し、中国からは何立峰副首相が参加し、中国のレアアースの輸出規制が焦点になるとみられます。
アメリカ側は、報復措置を停止または撤廃するとした5月の合意後も中国のレアアース輸出が滞っていると批判していましたが、中国商務省は7日、「一部の適正な申請についてはすでに承認している」と発表しています。
ニューヨーク・タイムズは9日、「協議が2日間にわたり行われる見込み」だと報じ、米中間の緊張緩和につながるか注目されます。