静岡県湖西市の浜名湖近くの川で男子高校生を溺死させたなどの罪に問われている男の裁判員裁判で検察は懲役18年を求刑しました。

殺人などの罪に問われている浜松市の無職の男(22)は、2024年2月に他の男らと共謀して袋井市の男子高校生をガラス瓶で殴るなどしてケガをさせた上、車のトランクに監禁して連れ去り湖西市の川に転落させ溺死させた罪に問われています。

地裁浜松支部で開かれた9日の裁判で検察側は、「被告は年下の被害者の口の利き方に腹を立て共犯の男に同調して及んだ犯行は短絡的で身勝手」と指摘しました。

そのうえで「共犯の男に頼まれ関係を崩したくなかったという主張で責任転嫁すべきではない」と懲役18年を求刑しています。

一方弁護側は「自ら進んで犯行に及んでおらず共犯の男が一線を超えないよう止めようとしていた」などとして「懲役8年が妥当」と主張しました。

判決は13日に言い渡される予定です。

テレビ静岡
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