都内などではコンビニでの販売も始まっている随意契約の政府備蓄米。
県内では6月2日にイトーヨーカドー静岡店で45袋販売されましたが、まだほとんど見かけることはありません。
現在の状況や今後について各社に取材したところ、バローが県内23店舗のうち9店舗で今週中の販売を予定。
また、ローソンでも14日から2kg756円で全国で販売する予定だと発表しています。
一方、そのほかの大手小売店やコンビニなどは県内での販売時期は未定だということです。
中小の小売店との随意契約で6月4日に400トンの売り渡しが確定した田子重。
こちらの店舗は10日が米の入荷日で、9日に店頭で並んでいたのは税込みで5000円を超える銘柄米でした。
契約した備蓄米は精米や袋詰めなどの作業もあり販売開始日はまだ未定です。
一方で買い物客からは期待する声があがっています。
買い物客:
早く備蓄米が各スーパーに揃ったらいいんですけどね
買い物客:
主食ですから安ければ安いほどありがたい。年金暮らしには
田子重下川原店 管理担当・海野伸明さん:
利用客から(店舗や電話で)問い合わせも多数ありますが、現状ではまだ随意契約の政府備蓄米は申請しているが、はっきりしたことは言えない、わかっていない状況
国民が求める米の安定供給。
小泉進次郎 農水相:
緊急輸入も含め、あらゆる選択肢をもって向かいたい。聖域なくあらゆることを考えて米の価格の安定を実現していく
小泉農水相は価格高騰に対応するため、様々な選択肢を視野に検討する考えを示しています。
こうした中、政府は米の生産を調整してきたこれまでの仕組みからの転換などをめぐり議論を進める方針です。
石破茂 首相:
持続的な農業生産により、米の安定的な供給を実現することが必要である。短期と中長期の対応策を検討することを進めてください