鶴岡市にあるJAの選果場で、庄内地方の特産・夏の味覚「ネットメロン」が今シーズン初めて出荷された。
庄内砂丘で栽培される「ネットメロン」は100年以上の歴史があり、水はけが良い砂地と寒暖差が栽培に適していて、みずみずしく甘く育つとして全国的に人気がある。
鶴岡市茨新田(ばらしんでん)にあるJA鶴岡の選果場では、9日、今シーズンの初出荷。
「アンデス・鶴姫・鶴姫レッド」の3つのブランドのうち、ハウス栽培のアンデス424ケース・約2.1トンが集められ、出荷に向けてキズなどな無いか一つひとつ品質が検査された。
今シーズンは、春先の低温や日照不足などの影響から生育の進みは遅いということだが、気になる「甘さ」は…。
「糖度オーケーです。(Q.何度?)17度です」
収穫が始まるこの時期の糖度は例年「15度程度」だといい、今シーズンは抜群に甘く育っているよう。
(JA鶴岡ネットメロン専門部・佐藤祐二専門部長)
「アンデスメロンが糖度17度まで上がるのはなかなかない。鶴岡産のメロン、とてもおいしいので1人でも多くのみなさんに食べてほしい」
検査を終えたメロンは9日午後に首都圏に向けて送られた。
JA鶴岡は、今シーズン約50万ケース・2500トンの販売を目指している。
出荷のピークはハウスものが6月下旬~7月上旬、露地ものが7月下旬で、収穫は8月のお盆前ごろまで続く。