伝統校にこれまでになかった新たな活気が生まれ始めています。
6日と7日、東福岡高校(福岡市)で開かれた、この時期恒例の「学園祭」。
例年とは、ちょっと違う雰囲気がー
今年1月に開かれた春高バレーでは「全国準優勝」!
全国高校サッカー選手権大会では3回の優勝を誇るなど、スポーツの強豪校として知られている東福岡高校。
1955年の創立以来、ずっと「男子校」でしたが、ついに今年4月から「男女共学」にー。
7日、共学となって初めて開かれた「学園祭」にTNCのカメラが潜入しました。
◆高校3年生
「ドキドキですね。ドキドキしちゃいます」
◆高校1年生
「ちょっと戸惑いつつも、すごいおもしろい雰囲気」
4月に入学した400人あまりの女子生徒も参加し、会場は例年とは違った雰囲気にー
その中でもー
◆記者リポート
「うわ、すごい人。長い行列が出来ています」
列に並んでいる人たちのお目当ては、「ダンス部」のパフォーマンスです。
「ダンス部」は男女共学化に合わせて今年4月にできた新しい部活で、男子と女子合わせて100人もの生徒が入部。
東福岡にいま「新たな旋風」を巻き起こしています。
◆高校1年生
「やばい、まじでびっくりした。ダンス初めて見た。めっちゃ楽しかった」
「“スポーツ校”のイメージがあったからめっちゃ熱血かなと思ったら、さわやかなダンスも見られてめちゃくちゃ嬉しかったです」
男女が力を合わせて作り上げた学園祭。
保護者はー
◆保護者
「去年よりも華やか。カフェも去年はすごく男臭かったのが、(今年は)レイアウトがすごくかわいい」
◆保護者
「本当にここが東福岡なのかなと思ったが、これから共学の文化が花開いていくのでは。良いことだと思う」
共学化から2カ月、生徒と先生の関係にもある変化がー
◆東福岡高校 1年生担任 井田瑞季 先生
「女子生徒の関わり方は先生たちも最初は考えながらだったが、最近はお互いに打ち解けてきて、(これまでの)ヒガシの良さを継承しつつ指導できていると思う」
伝統校・東福岡はこれからも進化を続けそうです。