福岡県北九州市で8日、中学生などがウェールズ国歌の合唱を披露しました。
JR小倉駅の特設ステージに登場したメンバー。
彼らが合唱したのは…。
「Mae hen wladfy nhadau annwyl i mi…」
今年4月、八幡西区の上津役(こうじゃく)中学校の合唱部では、生徒たちがこの歌の練習を続けていました。
◆上津役中学校 花田佳子 校長
「これはウェールズ語です」
ウェールズは、イギリスを構成する4地域の1つです。
ウェールズと言えば、6年前のラグビーワールドカップではウェールズ代表がこの北九州で合宿を行い、公開練習に詰めかけた1万5000人がウェールズ国歌を大合唱して、選手たちを歓迎しました。
そのウェールズ代表が7月、北九州で日本代表と対戦することが決まり、再びウェールズ国歌で選手たちを迎え入れようと考えたのです。
◆上津役中学校 花田佳子 校長
「北九州のラグビーでつながったご縁を(生徒が)知るということも良いのかなと思っていますので、また皆さんにいっぱい歌っていただけたらいいなと思う」
国歌の練習は、海外から来た留学生たちも。
アメリカ出身のバティスタ・ニオさんは…。
Q.まだうろ覚えの部分もある?
◆留学生 バティスタ・ニオさん
「そう、ちょっと…。45%は覚えている。歌詞が難しいです」
試合まであと1カ月となった8日、ウェールズ国歌の合唱が披露されました。
◆ウェールズ国歌 Hen Wlad Fy Nhadau」(我が父祖の土地)
「Mae hen fy nhadau yu annwyl imi,(私の父祖の古く、いとしい国よ)」
「Gwlad beirdda chantorion,enwogion o fri(詩人と歌人と伝統の人々の国よ)」
◆留学生 バティスタ・ニオさん
「100%歌詞は覚えていました。試合の日まで練習します」
◆上津役中学校 合唱部 奥竹風花さん
「始める前はウェールズってなんだろうみたいなそんな気持ちだったけれど、この曲を歌ってから『頑張ってください』とかそういう思いが大きくなった」