仙台市内の旅行会社などが企画・運営した子供向けの国際交流イベントを巡り返金トラブルが相次いでいる問題で、運営にあたっていた団体がホームページを更新し、お詫びと返金の案内を掲載しました。

仙台市青葉区にある旅行会社ハローワールドと一般社団法人宮城復興支援センターが企画・運営するイングリッシュキャンプを巡っては、開催が中止になったにもかかわらず、保護者に参加費用が返金されないトラブルが全国で相次いで確認されています。

このことを受け、宮城県は6月6日、ハローワールドに対し、旅行業の登録を取り消す行政処分を行いました。

ハローワールドと宮城復興支援センターは同じ事務所に入る、ほぼ同一の組織とみられ、宮城復興支援センターのホームページでは、ハローワールド名でお知らせが掲載されました。

それによりますと、ハローワールドは資金繰りの悪化により6月以降の旅行事業を停止するとしました。また、返金についても順次対応するとし、直接会社に問い合わせることができる窓口が設置されました。一連の問題については「大変ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした」などとしています。

補償については、日本旅行業協会も専用のサイトを立ち上げていて、7月25日まで申請書を受け付けています。

仙台放送
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