捜査員が架空の身分証で「闇バイト」に応募する「仮装身分捜査」で、警視庁が全国で初めて容疑者を検挙したことがわかった。

警視庁は先月、首都圏で起きた特殊詐欺事件をめぐり、SNSで募集された「闇バイト」に捜査員が架空の身分証で応募し、容疑者1人を詐欺未遂の疑いで検挙し、被害も未然に防いだと発表した。

「仮装身分捜査」は、関東で相次いだ闇バイト強盗事件などを受け、今年1月に警察庁から全国の警察に具体的な実施要領が通達されていて、今回が全国で初めての検挙だという。

警視庁は今回の事件について、捜査員の安全確保などのため詳細を明らかにしていない。