岩手県大船渡市の山林火災で被災したアワビの養殖会社が貝殻を使って新たに開発したアクセサリーの販売会が6月7日、盛岡市の百貨店で開かれました。
盛岡市のカワトクでは7日、大船渡市でアワビの陸上養殖を行っている「元正榮 北日本水産」が新たに開発したアクセサリーの販売会が開かれました。
「元正榮 北日本水産」は山林火災により12日間停電した影響で、約250万個のアワビが死滅する被害が出ました。
このアクセサリーは死んでしまったアワビを活用し、福島県のガラス工房の協力のもと制作しているもので、海藻を餌とすることに由来する翡翠色の貝殻がガラスの中で輝いています。
元正榮 北日本水産 古川翔太営業部長
「翡翠アワビのきれいな貝殻の緑色がガラスに映えて、とても美しい商品に仕上がっていると思う。被災を乗り越えて頑張っていくところを、ストーリーとして周知できたらなと思う」
アクセサリーは今後、カワトクで購入できます。
また、北日本水産では復興に向けて、クラウドファンディングも行っています。