JR東海は2025年6月6日、乗務中の30歳の男性社員が、運転室で自作の看板を掲げるなどして、知人に撮影させ、SNSに投稿する不適切な行為があったと発表しました。

 JR東海によりますと、30歳の男性社員は2021年8月、飯田線に乗務した際、運転室で自分の名前を書いた私物の看板を掲げ、車両の表示を「普通」から「試運転」に変更して長野県天龍村の為栗駅ホームにいた知人に撮影させたということです。

 また2024年2月にも、東海道本線の運転室で同じ看板を掲げ、表示を「回送」から「快速」にするなどし、愛知県蒲郡市内で沿線から知人に撮影させていました。

 男性社員は2025年2月、画像を20人ほどの知人が閲覧できるXの非公開アカウントで投稿していて、5月に外部からJR東海に問い合わせの連絡があり、発覚しました。

 男性社員は「限られた仲間の中で、撮影した写真を共有することで喜んでもらいたかった」「してはいけないことと分かってはいたが発覚しなければよいと考えていた」と話しているということです。

 JR東海は「全乗務員に対して改めて指導を徹底し再発を防止します」とコメントしています。

東海テレビ
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