大阪・関西万博の「静けさの森」の水たまりから、基準値のおよそ20倍のレジオネラ属菌が検出されたことが明らかになった。

秦令欧奈アナウンサー:排水溝のところどころコーンが立っていまして、奥のコーンにはメンテナンス中と書かれたプレートもあります。

基準値のおよそ20倍の「レジオネラ属菌」が検出された「静けさの森」の水たまりは普段、子どもたちが水に触れて遊べる場所だが、現在は水が抜かれている。

大阪府吉村洋文知事:保健所の指導を受けながら対策をとっていくことが重要だと思います。

「レジオネラ属菌」は、水辺などに生息する細菌で、感染すると肺炎などを発症することもある。
博覧会協会は基準値を超えた原因について特定できていないとしている。

博覧会協会は検出された翌日の夜になってから水を抜いて利用を禁止に。
判明後、すぐに対策をとらなかったことについて、
【博覧会協会】「(保健所から)そこまでの使用禁止の助言までは、すぐに使用禁止という助言はいただいてなかった」と釈明した。
基準値を超えた理由は不明だが、今後、水質改善をはかるとしている。

一方「ウォータープラザ」からも4日、基準値の最大20倍の「レジオネラ属菌」が検出され、水上ショーが中止となっている。

(関西テレビ「newsランナー」2025年6月5日放送)