現在は石垣だけとなっている延岡城が、宮崎県延岡市内の企業が持つ3D技術で復元されました。

延岡城を3Dで復元したのは、電気設備工事などを手掛けている三桜電設で、6月5日、甲斐雄二社長が、延岡市の山本一丸副市長にデータを寄贈しました。

三桜電設は約2年前に延岡市などと連携協定を結び、復元プロジェクトを始動。
延岡工業高校の生徒と3Dスキャナーで延岡城の石垣などを計測し、精巧に再現。

このデータは災害で石垣が崩れた際の復旧作業などで活用が見込まれます。
さらに江戸時代の延岡城の地図などを参考に、当時の城下町を再現したCGを作成しました。

(延岡市民)
「有馬(藩主)時代の町並みがあんな形できれいに整備されていたことを初めて知ることができました」

(三桜電設 甲斐雄二社長)
「延岡市民において、延岡の城山は一つのやっぱり心のよりどころ、今の若い世代がそれを分かっていただくことで、延岡にやっぱ愛着をもっていただくということですよね」

CG動画は市内の道の駅などで上映され、観光振興などに活用される予定です。

テレビ宮崎
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