百日ぜきなど感染症の調査を行っているのが「仙台市衛生研究所」です。6月、仙台市宮城野区にできた新しい庁舎に移転しました。高性能な装置を導入し、私たちの健康を守るための研究などを行っています。

宮城野区扇町に今年2月にできた仙台市衛生研究所の新しい庁舎です。鉄筋コンクリート造りの4階建てで総工費は約36億円。若林区にあった以前の庁舎は築45年で、老朽化のため、こちらに引っ越し、6月から業務をスタートさせました。

記者リポート
「コロナ渦で活躍したPCRマシンがずらりと並んでいます。こちらには次世代シーケンサーと呼ばれるウイルスの変異株を調べる機械があり、施設では週2回ほど行っているということです」

仙台市衛生研究所は市内で発生した感染症の調査や、PM2.5など大気中の有害物質のモニタリング調査を行っています。
こちらは、新たに導入された高精度質量分析装置「TOFーMS(トフマス)」です。

仙台市衛生研究所・理化学課 岡田章利課長
「有毒な物質を含む食べ物、例えば山菜とかキノコとかの中毒。残り物を利用してどういった成分が食中毒の原因か調べることができる」

新しい庁舎は6月中旬から本格稼働する予定です。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。