バスケットボールB1のレバンガ北海道を新たに指揮するトーステン・ロイブルHC(53)が6月4日北海道札幌市中央区のココノススキノで就任会見を行いました。

 ロイブル新HCはレバンガ北海道の初代ヘッドコーチ(2011-12シーズン)を務め、13年ぶりの復帰となります。その第一声を聞こうと約100人のブースターが集結し、大きな拍手で迎えました。

 出身国のドイツや日本国内を含め複数のチームからオファーがあったというロイブル新HC。北海道に戻ってくることを決断した背景にあったものとは…
 「1年目のレバンガは、正直ロスターもタレント性に溢れていたわけでもなく、クラブの環境も非常に厳しい環境だったにも関わらず、勝てるチームを作り上げた達成感っていうのが非常に大きくあった。今回、レバンガから話があったときに、ワクワク感が自分の中で溢れてきた」

 「レバンガ北海道にはいろいろなチャンス、機会があると思う。北海道に戻ってきてその“歴史の一部”にまたなりたい、また達成感を感じるようなチームを作り上げたいという気持ちが強く、北海道に戻ってきました」

 ロイブル新HCが一番大事にしているものは“基礎”。
アンダーカテゴリーの男子日本代表HC、3×3男女日本代表HCなどを歴任し、苦戦していると感じたことは「パスの技術」だといいます。
「日本代表の指揮をとっているときに一番感じたのは、日本代表のレベルであってもタレント性のある国だったりサイズの大きい相手に対して、一番苦戦するのはパスの技術。レバンガも同じような状況だと思っています。レバンガはサイズが大きいわけではないですし、タレントも豊富ではないかもしれません。ただ、サイズやタレント以上に自分が信じているのは“基礎”がしっかりしていれば強いチームにも勝てるということ。まずはパスのスキル、ボールの動き。細かいことになりますが、若い選手とともに成長させていきたい」

 新シーズンは先日入団が発表された日本屈指の3ポイントシューター富永啓生選手(24)を中心に若手主体のチームになる見込み。「ハードワークを貫き全員で全力をつくして成長していく」と誓いました。

北海道文化放送
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