尾道市は4日、公用車に取り付けたテレビ視聴できるカーナビなどで、NHKの受信契約をしていなかったとして、未払い分など約610万円を補正予算案に計上すると発表しました。

尾道市によりますと、NHKの受信契約が未契約だったのはテレビ視聴が可能な公用車のカーナビのほか、公用スマートフォンや渡船に取り付けたテレビなど84台で、中には、救急車や消防車のカーナビも含まれているということです。

古いもので2005年から契約していなかったとみられ、未契約期間の料金は昨年度までに約610万円あったことがわかっています。

ほかの自治体でNHK受信料の未払いが相次いでいたため、市が今年2月から自主的に調査を行い、未契約が発覚しました。

これを受けて、市は、一部の公用車を除き、テレビ視聴の必要がないカーナビのアンテナを撤去したりスマートフォンの機種変更をしたりするということです。

市は、未契約の料金やアンテナの撤去費用などを盛り込んだ一般会計補正予算案を今月16日に開会する市議会に提出することにしています。

市は、NHK受信料の未払いが起きたことについて「制度に対する理解が不足していたことで生じたもの。今後、事務処理に注意を払って取り組む」とコメントしています。

テレビ新広島
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