6月4日は語呂合わせから「虫の日」です。虫の代表格であるクワガタムシによく似た海の生き物「ウミクワガタ」の新種が鳥取県沖で見つかり、鳥取県岩美町で展示されています。
クワガタムシのような立派な角ですが、大きさはわずか4ミリです。
岩美町の田後沖で新種として発見されたウミクワガタ。
「タジリウミクワガタ」で、6月3日から岩美町の海と大地の自然館で展示されています。
ウミクワガタは、世界で約240種が確認されている甲殻類の一種で、成体のオスは大きなあごをもつのが特徴です。
タジリウミクワガタは、海と大地の自然館の学芸員などが西日本の海域で甲殻類の調査をしていたところ、田後沖の水深約30メートルで発見されました。
海と大地の自然館・安藤和也副館長:
我々も知らないところにまだいろんな生物がいるということを感じながら、展示を見ていただけたらと思います。
海と大地の自然館では8月31日までの間、タジリウミクワガタのほか、同じ調査で見つかった国内では初確認の「マエカドウミクワガタ」と、99年ぶりに発見された「ヨコナガウミクワガタ」を展示するということです。