フジテレビが進めている人権やコンプライアンスをめぐる再発防止策などの取り組み状況について、村上総務相は「着実に進んでいる」との認識を示しました。

村上総務相:
(進捗状況は)大部分が実行済みか実行に向けた準備中となっておりまして、再発防止に向けた取り組みが着実に進んでいるものと受け止めております。

フジテレビは再発防止策の進捗状況について、5月30日に総務省に報告を行っています。

村上総務相は、スポンサーなどの反応について「積極的に評価しつつも実施状況を見守りたいとする声が多かったとのことであり、堅実に取り組みを進めていただくことを期待している」と述べました。

一方、「ガバナンス上の課題は放送業界全体で対応すべき」との認識を示し、専門家などを集めた検討会を6月中に開催すると明らかにしました。

また、政府はこれまでフジテレビへの広告の出稿を内閣として見合わせていましたが、林官房長官は、今後の出稿は各省の判断に任せる方針を示しました。

林官房長官:
同社(フジテレビ)の取り組み状況等を踏まえ、今後は各府省において広報の趣旨・効果等を勘案し、適切に判断し対応することとする。

広告出稿の再開については、今後は各省が判断することとなります。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。