フジテレビが進めている人権やコンプライアンスをめぐる再発防止策などの取り組み状況について、村上総務相は「着実に進んでいる」との認識を示しました。
村上総務相:
(進捗状況は)大部分が実行済みか実行に向けた準備中となっておりまして、再発防止に向けた取り組みが着実に進んでいるものと受け止めております。
フジテレビは再発防止策の進捗状況について、5月30日に総務省に報告を行っています。
村上総務相は、スポンサーなどの反応について「積極的に評価しつつも実施状況を見守りたいとする声が多かったとのことであり、堅実に取り組みを進めていただくことを期待している」と述べました。
一方、「ガバナンス上の課題は放送業界全体で対応すべき」との認識を示し、専門家などを集めた検討会を6月中に開催すると明らかにしました。
また、政府はこれまでフジテレビへの広告の出稿を内閣として見合わせていましたが、林官房長官は、今後の出稿は各省の判断に任せる方針を示しました。
林官房長官:
同社(フジテレビ)の取り組み状況等を踏まえ、今後は各府省において広報の趣旨・効果等を勘案し、適切に判断し対応することとする。
広告出稿の再開については、今後は各省が判断することとなります。