5月31日、佐賀市の児童福祉施設で女性職員が28歳の女に刃物で切りつけられ死亡した事件で、女の夫が取材に応じ、「妻のサポートをしていれば」と話し、事件までの妻の様子を語りました。
先月31日午後5時半すぎ佐賀市の児童福祉施設で女性職員が包丁で切りつけられ死亡した事件。
殺人の容疑で逮捕されている中国国籍で武雄市若木町に住む会社員平田ミルこと李綽楹容疑者の夫が取材に応じました。
【李容疑者の夫】
「当日、妻が迎えにいくということで自分に電話が掛かってきて」
事件発生当日、李容疑者から夫に子供を児童福祉施設に迎えに行くから来てほしいという電話があったといいます。
夫は仕事を早めに切り上げ、児童福祉施設に向かっていましたが、あと5分ほどで到着しようかというときに、警察から電話がかかってきました。
【李容疑者の夫】
「妻が人を刺したということを聞いた」
この日は子供に会う予定はなかったということですが、子供の誕生日だったこともあり会いたかったのでは、と夫は話しています。
【李容疑者の夫】
「もうちょっと僕がサポートをうまくできていればこんなことにはならなかったのかなと思っていて、本当に申し訳ない」
また、夫によりますと自宅の包丁はすべて揃っていたということで、凶器となった包丁は李容疑者が児童福祉施設に向かう途中で用意したものであるとみられます。