イランの核開発問題を巡りアメリカメディアは、トランプ政権がイランに対し濃縮度3%を上限とするウランの製造を限定的に認める考えを伝えていたと報じました。
ニュースサイトアクシオスは2日、関係者の話としてアメリカが5月31日にイランに提示した核合意案の中に、イラン国内での低レベルウランの濃縮について3%程度を上限に限定的に認める内容が含まれていると報じました。
トランプ政権はこれまでの交渉の中で、イランによるウランの濃縮を容認せず核施設を全面的に廃棄することを求めていることから、報道が事実であれば大幅な譲歩で協議が合意に近づく可能性があります。
アクシオスは、この提案について「議会内やイランと対立するイスラエルからの反発を招くリスクがある」と指摘しています。