睡眠時に基礎体温などを計測。
パナソニックが、フェムテック事業に本格参入です。
生理や更年期症状など、女性特有の健康課題で見込まれる社会全体の経済損失の金額は約3.4兆円です。
そんな女性の課題に寄り添うため、パナソニックが2日、フェムテック事業に本格参入すると発表しました。
手のひらよりも小さいウエアラブルデバイスと、独自のデータ分析技術を使ったアプリで展開するサブスクリプションサービス「RizMo」。
「RizMo」を下着に挟むだけで、睡眠の状態や温度を測ることができます。
寝ている間の衣服内の腹部の温度と睡眠状態のデータは、ボタンを押すだけであっという間にアプリに転送完了。
生理の周期で日々変わる女性の体調の変化を、測定結果を基に予測します。
きょうの体調予報をスコアなどで表示したり、先々の体調予測が確認できたり、その日のコンディションに合わせた実践しやすい対処法を教えてくれます。
さらに、感じている不調をアプリに入力するとアドバイスも提案します。
ヘアケアなどのアウターケア商品だけではなく、インナーケアの領域にも展開を決めたパナソニック。
美容家電事業の拡大を図るだけではなく、女性に心と体に左右されない毎日を送ってほしいという思いが込められています。
パナソニック ビューティ・パーソナルケア事業部・北岡慶子部長:
ずっと継続して客に伝えていくことで客の体調管理サポートをしていきたい。「RizMo」と連動させていろんなものも考えてはいるが、外部の企業との協業も含めて、美容家電の領域をちょっと超えたところも含めて“インナービューティー”というところに取り組んでいこうと思っている。
心も体も健康でよりよい社会に。
「RizMo」は7月から台数限定で開始し、10月から本格的にスタートします。