浜名湖に近い静岡県湖西市の川で、男子高校生を溺死させたとして殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判が始まり、男は起訴内容を認めました。
殺人などの罪に問われているのは、浜松市の無職の男(22)です。
起訴状によりますと、男は2024年2月、他の男らと共謀し袋井市の男子高校生をガラス瓶で殴った上、車のトランクに監禁して連れ去り、湖西市の川に転落させ溺死させた罪に問われています。
2日地裁浜松支部で開かれた初公判で、男は起訴された内容を認めました。
続く冒頭陳述で検察側は「年下の被害者がタメ口を使ったことに腹を立てた上での犯行は身勝手で悪質。短絡的な動機で酌量すべき点はない」と指摘しました。
一方弁護側はいずれの罪についても「共犯の男に頼まれた上での犯行で、川に転落させることにも反対していた。積極的な殺意は認められない」と主張しました。
今後も審理は続けられ判決は6月13日に予定されています。