ポーランドで大統領選の決選投票が行われ、反EUを掲げる右派のナブロツキ氏が勝利しました。
ポーランドの選挙管理委員会は2日、右派の野党「法と正義」が推すナブロツキ氏が得票率50.89%で勝利したと発表しました。
ナブロツキ氏はEUに対して批判的な姿勢を示し、アメリカのトランプ大統領が掲げる自国第一主義を支持しています。
選挙の結果はヨーロッパ全体で右派勢力が勢いを増す流れを後押しするほか、ポーランドによるウクライナ支援の方針に影響を及ぼすとみられています。
ポーランドでは政治の実権は首相にありますが、大統領に法案の拒否権があるため、EU諸国との協調を重視するトゥスク政権の運営にも大きな影響を与える可能性があります。