2024年4月にスタートした宮内庁の公式インスタグラムは1年間でフォロワーが191万人を超えました。

宮内庁は「次の時代を担う人たちにも皇室への理解をより一層深めてほしい」という理由から、2024年4月にインスタの公式アカウントを開設しました。

フォロワー数は天皇ご一家が御料牧場に滞在中の写真や、両陛下が能登半島地震の被災地を見舞われた際の写真が投稿された際に増えるなどして、1年が経過した3月末の段階で191万人を超えました。

男女比は女性が7割近く(66.8%)、男性は3割強(33.2%)で、一方、そのうち13歳から34歳までの世代はおよそ31万人で、全体に占める若年層の割合は2024年9月よりわずかに下がり、約16%ということです。

宮内庁の広報室は、「幅広い世代に情報を届ける手段として機能している」とする一方、「若い世代に届くよう、発信内容に工夫が必要」との認識を示しました。

1年間で閲覧された延べ回数は4億回を超えていて、「リール」と呼ばれる動画では、2024年10月に両陛下が佐賀県でバレーボールを観戦された際の再生回数が558万回を超えて最も多く、好感を示す「いいね」も累計で3300万を超え、両陛下や愛子さまが牧場で動物と触れあい、野菜を収穫されている写真に最も多くの69万以上の「いいね」が付いたということです。

一方、2025年4月に配信を始めた公式YouTubeは、開始から2カ月でチャンネル登録者数は14万人を超えました。

全体の視聴回数は約376万回で、縦型のショート動画の視聴回数が約7割を占めていて、年齢別で見ると、若い世代は26万回で7%に留まっています。

広報室は、YouTubeの動画の分析機能を活用し、今後インスタとYouTubeを通じて若い世代に向けた発信を工夫していくとしています。

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社会部
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