ことしの8月9日に開かれる平和祈念式典に長崎市が招待しない考えを示してきた台湾から式典に参加したいとの連絡が市に入ったことが分かりました。
台湾側の参加の意向は2日の定例会見で長崎市の鈴木市長が明らかにしました。
鈴木史朗市長
「台湾の方から式典への参加を希望する旨の意向が伝えられてまいりましたので、現在、その対応を検討中でございます」
台湾側から式典への参加意向が示されたのは初めてですが、市長は意向があったという事実以外は、伝達の時期や方法などを明らかにしませんでした。
鈴木市長
「伝達方法も含めて、詳細については相手もあることなのでお答えを差し控えさせていただきます」
市はことしの平和祈念式典に全ての国と地域に招待、あるいは案内を出しますが、台湾については招待状などを送らない姿勢を示してきました。
台湾の代表が式典に参加した公的な記録はなく、市は今後、対応を協議・検討する考えです。