石破首相は2日、参議院予算委員会で、政府のコメ政策について、首相を議長として林官房長官、小泉農林水産大臣らによる「コメの安定供給等に関する関係閣僚会議」を今週にも立ち上げることを表明した。
自民党の北村参院議員が、日本の食糧安全保障を念頭に置いた個別政策について検討するべきとの質問に答えたもの。
石破首相は、日本の食料自給率について38%と「恐ろしく低い水準だ」と指摘した上で、「フードセキュリティー(食料安全保障)というのは、自国生産と備蓄と輸入をどう組み合わせるかと言うことが本質だ」「農家の経営を安定的になものにしていくためにどのようにして補償を行うか、再生産を可能にするか」などの課題を示し、政府としても議論していくと強調した。