全国的に人口が減り続ける中、5月30日の発表によると山形県の人口がついに100万人を割り込んだ。県の人口が100万人を下回るのは、記録が残る1920年(大正9)以来、105年ぶり。

5月1日時点で県の人口99万9378人
ついに山形県の人口が100万人を割り込んだことを受け、吉村知事は「約100年ぶりに100万人を下回ることになった。県民のみなさまの心理的衝撃が大変大きいのではないかととらえている」と会見で語った。

県によると、5月1日時点の県の人口は99万9378人で、前の月より962人減少した。
生まれた人と亡くなった人の差を示す「自然動態」は前の月と比べて991人の減少。
県外からの転入と県外への転出の差を示す「社会動態」は29人の増加となった。

首都圏への流出・少子高齢化で歯止めかからず
県の人口は、「第1次ベビーブーム」直後の1950年に約136万人でピーク。
しかし、その後の高度経済成長期に、県内からも首都圏に働きに出る人がいたことなどにより人口は減少。
70年代には一旦増加に転じたが、90年代以降は少子高齢化の進行で人口減少に歯止めがかからず、5月1日の時点でついに100万人を下回った。

県の人口が100万人を下回るのは、記録が残る1920年(大正9)以来、105年ぶりの出来事。
(さくらんぼテレビ)