さまざまな職業を体験しながら、仕事の楽しさを学ぶことができるイベントが1日、秋田市で開かれ、多くの家族連れでにぎわいました。
このイベントは、子どもたちに働くことの楽しさを知ってもらおうと企画されたもので、会場には19のブースが並びました。
介護福祉士の職場を体験できるコーナーでは、子どもたちが職員から足にサポーターなどを付けてもらい、歩行器を使って足が不自由な人の状況を体験していました。
秋田市に住む小学3年生の男の子は「足が不自由な人はこんなに重いなんて思わなかった。足が不自由になったら歩行器が必要になるんだなと思った」と話していました。
一方、エステセラピストの仕事を体験できるブースでは、子どもたちが母親の手に専用のクリームを塗ったあと、セラピストに教えてもらいながらハンドマッサージを施していました。
子どもにハンドマッサージをしてもらった女性は「気持ち良かったし、うれしかったです。幸せな気持ちになりました」と笑顔で答えていました。お母さんにハンドマッサージをした秋田市の小学5年生の女の子は、エステセラピストの仕事はどうだったか聞くと、「楽しかったです」と笑顔で話し、「お母さんの手をきれいにするところが楽しかった」と話していました。また「人を笑顔にしたり安心させたりする仕事に就きたいと思った」と答えていました。
主催者は「子どもたちに仕事の楽しさを感じながら成長してもらいたい」と話していました。
