秋田県高校総体バレーボール競技は2日、横手市で男女の決勝戦が行われ、男子は雄物川、女子は秋田北がそれぞれ連覇を達成し、インターハイへの切符を手にしました。
このうち女子の決勝戦は、2年連続のインターハイ進出を目指す秋田北と4年ぶりの進出を目指す由利の顔合わせとなりました。
第一セットは秋田北が走ります。セッター藤田が連続でサービスエースを決めて4連続得点と流れを作ると、174センチとチーム最長身のオポジット佐藤奈央のライト攻撃やアウトサイドヒッターの山谷にもサービスエースが飛び出しリードを広げます。
由利は1年生アウトサイドヒッターの齊藤のスパイクで食い下がりますが、勢いは秋田北が上でした。オポジットの佐藤が終盤にも豪快なスパイクを次々と決めて第一セットを先取し、インターハイ切符に王手をかけます。
第二セットは中盤まで一進一退の攻防が続きます。由利は2年生アウトサイドヒッターの鈴木、対する秋田北はオポジットの佐藤が決めて一歩もゆずりません。しかし終盤は平均身長で勝る秋田北がじわじわとリードを広げていきます。最後はキャプテンの佐藤由琉亜が決めて勝負あり。秋田北が2セット連取で2年連続8度目の優勝を果たしました。
秋田北・佐藤由琉亜主将
「苦しい展開が続いたが、自分たちのやってきたことを信じて最後までやりきれた。高さからくるブロックや粘り強いレシーブから仲間の絆でしっかりと勝ち切れた。インターハイにはもっと攻撃力を上げて、細かい部分を詰めてやっていきたい」
なお男子は雄物川が決勝で秋田工業を下し、30年連続30回目の優勝を決めました。
雄物川と秋田北の2校は7月28日から島根県松江市で行われるインターハイに出場します。