佐世保市の小学校で、6年生の女子児童が同級生を殺害した事件から21年です。
事件があった学校では、命の大切さについて考える集会が開かれました。
佐世保市の大久保小学校で行われた「いのちを見つめる集会」です。
日曜日の1日は、児童や保護者、地域の住民など約170人が参加しました。
事件は21年前の6月1日校内で起き、小学6年生の女子児童がインターネット上の書き込みなどをめぐりトラブルとなった同級生にカッターナイフで切りつけられ、殺害されました。
事件後、大久保小を含む市内の小学校では、いのちの大切さを考える集会を毎年開いています。
大久保小学校 山口 伸一郎 校長
「絶対に忘れてはいけないこと。それは『いのちは誰にも一つしかなく、一度失うと二度と戻ってこない』ということです」
一方、ことしも事件の内容については触れられませんでした。
事件から21年、当時を知らない世代も増えるなか、大久保小では毎年、全教職員が事件の報告書を読み、いのちの大切さを教える理解を深めているとしています。