県高総体は各地で2日も熱戦が繰り広げられています。

大村市であった女子ソフトボールの決勝はタイブレークにもつれる接戦でした。

県高総体のソフトボール女子決勝は、大会4連覇中の長崎商業と29年ぶりの優勝を狙う向陽の顔合わせとなりました。
 
試合は手に汗握る投手戦となりました。

長崎商業のエースは隈部。

身長157センチと上背はないものの、緩急を使い分ける巧みな投球術で向陽打線に的を絞らせません。

一方、向陽のマウンドを任されたのはエースで4番と投打の要、柏木です。

ピンチの場面でもこの笑顔、仲間の守備にも助けられ無失点投球を続けます。

両エースの見ごたえある投げ合いでスコアボードには0が並び、試合は延長タイブレークに突入します。

8回表のピンチをしっかり抑えた向陽はそのウラ、ノーアウト満塁のチャンスで5番の山口。

センターオーバーの特大の当たりは人生初のサヨナラ打。

接戦を制し、向陽が1対0で県高総体29年ぶりの優勝です。

向陽 山口結叶 選手
「あんまり覚えていないけど、来た球を打つだけと思って打った」「高校最後の高総体なので一番いい打球を打ててよかった」

8回を無失点に抑えた向陽 柏木仁美 投手
「『笑顔』とか、ベンチから声かけてくれたのでピンチの場面でも笑顔で投げることができた」「(インターハイでも)きょうみたいなピッチングをしてたくさん三振をとってチームに貢献できるピッチングをしたい」

「優勝したぞ!わー!!」

テレビ長崎
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