新潟水俣病が公式確認されてから、31日で60年。

新潟市で、その歴史や教訓を伝える集いが開かれました。

新潟市で開催された「歴史と教訓を伝えるつどい」には、約300人が参加する中、10年ぶりに環境相が出席しました。

新潟水俣病阿賀野患者会・皆川栄一副会長:
生きているうちに解決を、まだ歩けるうちに解決を、本当に切に願っている。

新潟水俣病はこれまでに717人が患者認定されていて、被害者団体は被害者全員の早期の救済を求めましたが、浅尾環境相は「歴史的事実は重く受け止めなければならない」と話すのみで、早期の解決に向けた言葉はありませんでした。

式典の前に実施された懇談でも具体的な話はなく、被害者団体からは「収穫がなかった」と落胆の声が上がっています。

NST新潟総合テレビ
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