秋田市の秋田大学医学部付属病院の職員が、患者や職員約1400人の個人情報が含まれているUSBメモリを紛失したことが分かりました。これまで個人情報の流出などは確認されていません。
秋田大学医学部付属病院によりますと、3月、職員や患者の個人情報を保存したUSBメモリを職員が紛失したことに気づきました。
病院ではスタッフの健康管理のため、患者の血液が付着した注射針などで傷を負ったり、患者の血液などが目や傷痕に入ったりした場合、その患者や処置にあたった職員の氏名・性別などの個人情報をUSBメモリに保存しています。
紛失したデータに残されていたのは、2003年2月以降の患者481人、職員941人分です。
USBメモリはまだ見つかっていませんが、いずれもパスワードで保護され、これまで個人情報が第三者に漏れて不正に利用された事実はありません。なお、病院は3月から、紛失した部署でUSBメモリでの管理をやめています。