災害救護の仕事を体験できるイベントが31日、秋田市で開かれ、子どもたちが楽しみながら医療に関する職業に理解を深めていました。
このイベントは日本赤十字社の仕事や活動に理解を深めてもらおうと毎年開かれていて今回が11回目の開催です。
ブースでは災害が起きた際に活躍する救護員の仕事を子どもたちが体験。大きな地震が発生した想定で行われました。
子どもたちの任務は開設された避難所に救援物資を持っていくことです。限られた時間の中で水や食料など必要なものを考えながらリュックに物資を詰めました。
物資が準備できたら避難者の元へ。一人一人に声を掛けながら食料などを手渡しました。
体験に参加した女の子は「いろいろと生活に必要なものを考えて救援物資を選んだ。自分たちも危険な目に遭わないように頑張って、人の命を守ろうとしているところがすごくかっこいいなと思った」と話しました。
主催した日本赤十字社秋田県支部の佐藤徳雄事務局長は「多くの方に来てもらって良かった。日頃の日赤の仕事を知ってもらい、今後も関心を持ってもらいたい」と話しました。
このほか、会場では傷の手当てなどの体験も行われ、子どもたちは楽しみながら医療に関する仕事に理解を深めていました。