愛媛県にある松山市民会館が築60年と老朽化するなか、松山市へ文化団体が30日に意見書を提出し、代わりとなる文化施設のあり方を早急に検討するよう求めました。
意見書を提出したのは、松山市内の179の文化団体でつくる「松山市文化協会」。土居英雄会長が藤田仁副市長に渡しました。
松山市民会館は築60年を経て老朽化し、市の調査で建物自体は2036年までは使用できるものの、継続的に使用するためには設備などの修繕が必要として、費用対効果などの検討が求められています。
また代替施設を巡り市は当初、JR松山駅の車両基地跡にホールを整備する構想を打ち出していたものの、その後に5000席以上のアリーナを中心に整備する方針に転換しています。
意見書では、市民会館に代わる文化施設のあり方を早急に検討することを求めていて、既存施設との役割分担、市民会館の機能拡充を含めて計画を作成する必要があるとしています。
藤田副市長は「市民会館の閉館時期については、今年度中に方向性を示したい」とした上で、「アリーナとの整合性を含めて検討したい」と答えました。
松山市文化協会・土居英雄会長:
「今使っているところ(市民会館)と、新しいところに空白ができるのが一番ですね。松山市民や文化行政とってもマイナスじゃないかと。検討を急いでほしいと」
松山市は新たな検討会の立ち上げを含め、市民会館に代わるホールのあり方を考えたいとしています。
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