関西空港で飛行機の駐機場に航空券を持たずに侵入した現行犯で中国籍の男が逮捕されました。
男は「手荷物カウンターを乗り越えた」と話しているということです。
■ 男は航空券を持っておらず 搭乗手続きをしておらず
建造物侵入の現行犯で逮捕されたのは、観光目的で日本を訪れていたとみられる中国籍の男(31)で、30日午前9時ごろ、関西空港第2ターミナルの駐機場に正当な理由なく侵入した疑いがもたれています。
警察によると、駐機場では、乗客がタラップから飛行機への搭乗を進めていましたが、男が航空券を持っていなかったことから、航空会社の社員が通報。
警察が駆けつけて確認すると、男は航空券を持っておらず、搭乗手続きをしていなかったことが判明したということです。
この事件による飛行機の遅延はなく、スタッフや乗客にもケガはなかったということです。
■「手荷物カウンターを乗り越えた。チケットを買っているから不法侵入ではない」と容疑を否認
男は調べに対し、「チケット予約をしていたが、到着が遅れた。急いでチェックイン窓口に行ったが誰もいなかったので、手荷物カウンターを乗り越えた」と供述。
その上で、「チケットを買っているから不法侵入ではない」と容疑を否認しています。
男はインターネットで航空券を購入していたとみられていて、警察はどのように飛行機の前までたどり着いたかなど、詳しく調べています。