今年3月に発足した新部隊『自衛隊海上輸送群』の2隻目となる輸送艦『ようこう』がきょう就役し、引き渡し式などが行われました。
先月、配備された『にほんばれ』に続いて今回、就役したのは中型輸送艦『ようこう』です。
『ようこう』は南西諸島への輸送力向上や防衛力強化などを目的とした新部隊『自衛隊海上輸送群』に配備された艦船で、全長はおよそ120メートル。
車両を自走させて積み込むことができるランプウェイを側面に2つ設置しており、数十台の車両やコンテナなどを積載することができます。
30日に行われた式典では、造船会社から『ようこう』の引渡書が手渡されたあと、若宮健嗣防衛大臣補佐官が自衛艦旗を艦長へと授与しました。
【若宮健嗣防衛大臣補佐官】
「主に本土と南西主要島しょ部間の輸送を担うようこうの重要性は非常に高く、その輝かしい活躍を期待している」
自衛隊海上輸送群には「ようこう」「にほんばれ」とあわせて10隻が2027年度末までに配備される予定です。