裁判をやり直す「再審制度」の見直しを検討する法制審議会で、冤罪被害者らへのヒアリングが行われました。
再審を巡っては、元死刑囚・袴田巌さんの裁判のやり直しが始まるまでに40年以上かかるなど、審理の長期化が問題視され、制度見直しの検討が始まっています。
30日の部会では、袴田さんの姉・ひで子さんらが参考人としてヒアリングを受けました。
袴田巌さんの姉・ひで子さん:
(巌さんは)47年7カ月、刑務所の中に閉じ込められていた。再審改正法にぜひ結びつけていただきたいとお願いをいたしました。
ひで子さんらは、再審請求審で検察側の証拠開示の規定がないことなどを「法律の不備」だと訴えています。