7月のアユ釣り解禁を前に、舟形町の最上小国川で稚魚の放流が始まった。初日の29日は、地元・舟形小学校の2年生が放流を手伝った。
「大きくなってね!」
この放流は、川への愛着を深め水産資源を守ることの大切さを学んでもらおうと、小国川漁協が毎年企画している。
「見て! 泳いでる」
「戻ってきてね」
最上小国川は全国から3万人を超す釣りファンが訪れるアユ釣りの名所で、ことしも鶴岡市の栽培漁業センターから体長約5センチの稚魚を仕入れ、3カ月間育ててきた。
放流初日の29日は、子どもたちが約7センチに成長した稚魚8000匹を川に放した。
(児童たち)
「これぐらい!」
「これぐらい大きくなって帰ってきてほしい」
「川が汚いとアユは戻ってこない」
「毎日24時間お掃除したら川は絶対きれいになる」
2025年の県全体の放流量は約100万匹で、小国川漁協は例年並みの53万匹の稚魚を放流する計画。
アユ釣りは7月1日、県内の各河川で一斉に解禁される。