29日に尾花沢市の中心部で発生した大規模な火災で、焼失した面積が3000平方メートルにのぼることがわかった。一方で出火元や原因などはわかっていない。
この火事は、29日未明、尾花沢市新町中央で住宅や店舗など8棟が全焼したほか、住宅1棟が壁の一部を焼くなど計9棟に被害があったもの。
けがをした人は確認されていない。
この地域は市の中心市街地にある商店街で、建物が密接していた。
消防によると、そのうち「元呉服店」と「元食堂」の2つの建物の燃え方が激しかったという。
一夜明けた30日、警察や消防が実況見分を行ったところ、消失した面積が全焼した8棟をあわせ約3215平方メートルであることがわかった。
しかし、出火元や原因については今のところわかっておらず捜査を続けている。
市は29日、「中心商店街活性化センター」に避難所を開設していて、被害があった9世帯21人が利用している。
また、希望者に対し市営住宅への受け入れを行うという。