林官房長官は30日、農林水産物・食品の輸出拡大のための輸入規制への対応に関する関係閣僚会議で、中国が23年8月の福島第一原発の処理水放出開始に伴い停止していた日本産水産物の輸入について、再開の技術的な要件で合意したことを明らかにした。
林長官は「処理水放出に伴い停止されていた中国向けの水産物の輸出再開に必要な技術的要件については、日中双方で合意に至った。今後輸出関連施設の再登録手続きが完了され次第、対中輸出が再開されることになる」と述べた。
さらに「引き続き、牛肉の輸出再開や、10都県産の農水産物の輸入規制の撤廃等を中国側に求めていくなど、輸出の障害となる規制の撤廃緩和に取り組んでください」と指示した。