29日朝、茨城・阿見町の二所ノ関部屋で、太鼓に合わせ威勢のいいかけ声とともに綱をより合わせていく力士たち。
新横綱が土俵入りで使う綱を作る「綱打ち」です。
綱の主はもちろん、初土俵からわずか2年、昭和以降史上最速の13場所で横綱となった大の里関(24)。
大関・琴櫻や高安関、王鵬関など二所ノ関一門の力士など総勢70人が参加。
紅白のねじり鉢巻き姿です。
麻と形をピンとさせる銅線を含む3本の綱をより合わせて、真っ白な太い綱を完成させます。
大の里関や師匠の二所ノ関親方も真剣なまなざしで綱打ちを見守ります。
できあがった綱は長さ4m22cm、重さ7.2kg。
それを緊張した面持ちで締めてもらう大の里関。
化粧まわしは二所ノ関親方が使用していたものです。
その後、親方の指導を受けながら、「雲竜型」の土俵入りの稽古を行いました。
真新しい綱を締めて横綱としての実感が湧いたという大の里関。
今の気持ちを聞かれると…。
新横綱・大の里:
親方の三つぞろえ化粧まわしを着けて土俵入りを明日やる。初めて締めてすごくうれしいし、さらに頑張りたいと思う。わくわくしているし、まずは晴れてほしいですね。
30日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行い、初めて公の場で雲竜型を披露する予定です。