東北大学で6月から、新しいスーパーコンピューター、スパコンが稼働します。日本で唯一、材料研究に特化したスパコンで、インフラ施設の老朽化対策などに役立つと期待されています。
東北大学金属材料研究所のスーパーコンピューター「MASAMUNE-弐(マサムネツー)」です。
東北大学金属材料研究所 佐々木孝彦所長
「特にエネルギー材料の開発やカーボンニュートラルを目指した研究などに有効に活用され、社会全体に対して計り知れない可能性をもたらすことを確信している」
「MASAMUNE-弐」は日本で唯一、新しい材料や素材の開発・研究に特化したスパコンです。1秒間に約4000兆回の計算ができ、一般的なパソコンで20年かかる計算をわずか1日で終えることができるということです。
航空機のエンジンやドローンの技術、さらには水道管などのインフラを長持ちさせる研究などに役立つと期待されています。
東北大学金属材料研究所 久保百司センター長
「日本や世界のウェルビーイング(幸福)な社会の構築に貢献したい」
稼働は6月2日からで、他の大学や研究機関も無料で使えるようにするということです。