宮城県岩沼市で保育士の女性が殺害された事件で、逮捕された男の自宅近くにある公園の池から、殺害された女性のものとみられるバッグが見つかっていたことが分かりました。
記者リポート
「岩沼市内の公園です。捜査関係者によりますと、佐藤容疑者はこちらの池に行仕さんのバッグを捨てたとみられています」
殺人の疑いで逮捕された、岩沼市土ケ崎の佐藤蓮真容疑者の自宅近くにある公園です。捜査関係者によりますと、池の中からビニール袋に入った状態のバッグが見つかり、バッグの中には、殺害された女性の名義の通帳が入っていたということです。
この事件は４月、岩沼市の海岸で、太白区の保育士・行仕由佳さんが殺害されているのが見つかったものです。警察は佐藤蓮真容疑者を死体遺棄の疑いで逮捕し、その後、殺人の疑いで再逮捕しました。佐藤容疑者は調べに対して、黙秘や否認をしているということです。
捜査関係者によりますと、公園の池の中から見つかったバッグは、事件前、防犯カメラに映っていた行仕さんのバッグと似ていて、本人のものとみられています。
この公園からは凶器とみられる刃物も見つかっていて、刃物からは血液反応が確認され、警察が鑑定を進めています。
警察は、佐藤容疑者が事件の後、公園に立ち寄り、刃物とバッグを捨てたとみて調べています。
