スイス南部のアルプス山脈で巨大な氷河の一部が崩れ落ち、大規模な土石流が発生しました。
氷や土砂がふもとの村を襲い、住民1人が行方不明となっています。
大量の土砂が土煙を上げながら、猛スピードで山肌を滑り落ちていきます。
28日午後、スイス南部のアルプス山脈で氷河の一部が崩れ落ち、大規模な土石流がふもとにあるブラッテン村を襲いました。
村の約9割が氷や土砂で埋まり、地元メディアによりますと、64歳の男性が行方不明になっています。
この地域では5月に入り、山の一部で崩落の兆候が見られたことから、約300人の住民が避難していたということです。
地元当局は、近くを流れる川にも土砂がたまっており、せき止められた水が一気に流れ出す恐れがあるとして、注意を呼びかけています。