アジア太平洋地域などの国防トップらが参加する「アジア安全保障会議」が30日、シンガポールで開幕し、フランスのマクロン大統領が国際協調を呼びかけました。
フランス・マクロン大統領は「協調できる国々は、そのためのあらゆる手段を尽くす必要がある」と述べました。
ヨーロッパの首脳として初めてアジア安全保障会議で基調講演したマクロン大統領は、アメリカと中国の対立が世界が直面している主要なリスクだと述べ、ヨーロッパとアジアの国々がどちらにも偏らず協調する必要性を訴えました。
アメリカのヘグセス国防長官は31日、アジア太平洋地域におけるトランプ政権の安全保障政策について演説する予定で、一方、南シナ海などへの進出を強める中国の国防相は出席を見送っています。
会議には各国の国防相らが参加し、ロシアのウクライナ侵攻などについても議論される見通しです。