日本維新の会の前原共同代表は29日、自民、公明、立憲が共同提出した年金制度改革法案の修正案について党として反対する方針を表明した。
前原氏は会見で反対の理由について「基礎年金の底上げを図ることは賛同できるが、厚生年金の積み立て金を流用して基礎年金の引き上げを図るというのは筋が違う」と説明した。
加えて前原氏は「我々としては、少し時間はかかるが、現在の賦課方式から積立方式への移行を図っていく中で年金の抜本改革を堂々と提案したい」と強調した。
また、自公と立憲の3党は、修正案の5月中の衆議院通過を目指していることから前原氏は「与野党第一党が合意したからといって国会審議がおろそかになってはならない」とし、「十分な質疑時間を要求したい」と述べた。