全国的に流行している「百日ぜき」の患者数が福岡県内でも依然として高止まりしています。

県によりますと5月25日までの1週間で県内の医療機関から報告された百日ぜきの患者は120人と、前の週より増えました。

今年に入っての累計は1142人となっています。

百日ぜきは子供を中心に感染し、かぜのような症状から徐々にせきが強くなります。

1歳以下の乳児、特に生後6カ月以下では重症化しやすく死亡することもあるということで、県はワクチンの接種を呼びかけています。

また、県内では伝染性紅斑(リンゴ病)の流行もやまず、5月25日までの1週間に県内の定点医療機関から報告された患者は182人で、定点当たりでは2.60人と高い水準で推移しています。

伝染性紅斑(リンゴ病)は子供を中心に微熱やかぜのような症状の後、両ほほに赤い発疹が出る感染症で、妊婦が感染すると胎児に影響が出るおそれがあります。

県は手洗いや適切なマスク着用など対策を心がけてほしいとしています。

テレビ西日本
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